過給器のうんちく ※本記事はアフィリエイト広告を利用しています
ターボチャージャーは排気ガスの力でタービンを回し、
吸入空気を圧縮してエンジンへ送り込む過給器です。
しかし、従来型には低回転時に排気ガスの勢いが足りず、
過給効果が立ち上がりにくい
「ターボラグ」という弱点がありました。
そこで登場したのが、
可変ジオメトリーターボ(VGT・VNT・VTGなど)です。
タービンへ排気ガスを導く通路に、
小さな可動式の羽根(ベーン)を複数配置。
低回転時には羽根の隙間を狭め、
排気ガスの流速を高めてタービンを効率よく回します。
反対に高回転時には通路を広げ、
増加した排気ガスを無理なく流す仕組みです。
つまり、エンジンの回転数や負荷に応じて、
ターボの働きやすい条件を変化させるわけですね。
低回転からの応答性と高回転域での効率を両立できる一方、
可動部品が増えるため構造や制御が複雑になり、
製造コストや耐久性にも配慮が必要です。
特に高温になるガソリンエンジンでは、
耐熱性の確保も課題でした。
ひとつのターボで、まるで
異なる大きさのターボを使い分けるような工夫。
小さな羽根の角度ひとつにも、
エンジン技術の奥深さが感じられます。
Motor Fan|自動車情報のモーターファン
「可変ジオメトリーターボとはどのような装置なのか[内燃機関超基礎講座]」
三菱重工技報
「ガソリンエンジン向け次世代可変容量ターボの信頼性向上」
グーネット
「可変タービンジオメトリー(VTG|かへんたーびんじおめとりー)とは」